■家庭の引越で子どもの成績が落ちる可能性

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引越は幼い子どもの学業成績に良くない可能性があることが、米ボストンカレッジ応用発達・教育心理学教授のRebekah Levine Coley氏らの研究で示唆され、研究論文が「Child Development」5月25日号に掲載された。

 引越をした小児では発達障害がみられる可能性も高いという。ただし、今回の研究は因果関係を証明していない。

 研究では、米国の小児1万9,162人の情報をもとに、幼稚園から第8学年(中学2年)まで追跡した。引越をした時の小児の年齢によって影響は大きく異なる可能性があり、引越回数が多いほど問題がある可能性が高いという。

 Coley氏は、「小児期の初期〜中期の引越は、社会的技能の低下および情緒・行動障害と関連し、この影響は何年も続いた。小児期の中期から10代初めの引越は、読解力と数学力に短期的な影響を及ぼしたが、この影響は経時的に減少するようであった」と述べている。引越回数が増えるごとに、読解と数学の点数は下がり、さらに社会的技能の低さと情緒・行動障害の発生率の高さにも関連していた。

 Coley氏らによれば、たとえ転校を伴わなくても、新しい家へ引っ越すと日常のルーチンが混乱し、学業への集中が妨げられ、学習が阻害される可能性があるという。共著者の1人は、「引越や転校により子どもの教育・健康上の発達が妨げられることのないよう、政策および教育現場で対策を立てなければならない」としている。

原著論文はこちら
Coley RL, et al. Child Dev. 2016 May 25. [Epub ahead of print]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27223111

資料 TMSジャパン
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