■頭痛の救急受診児、7年で2倍【米国小児科学会】 頭痛による入院率も2倍以上に増加

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2007-14年の小児救急外来受診者の調査で、頭痛が受診理由だった小児の割合が2倍以上に増えていたことが分かった。同じ時期に頭痛で入院していた小児の割合も2倍以上に増加していた。米国小児科学会(AAP)が10月21日のリリースで同学会のAAP National Conference & Exhibition 2016における発表予定演題を紹介した。

 ピッツバーグ小児病院(Children's Hospital of Pittsburgh of UPMC)の研究グループが2007-2014年に頭痛で自施設救急科を受診した4-20歳の小児に関する電子医療記録を解析。1年ごとに頭痛による受診例50人をランダムに抽出し、患者データ、年齢や性別、人種、民族、主訴、48時間以内の頭部外傷の有無、脳振盪の既往、過去の病歴などをあわせて検討した。

 調査対象期間に、頭痛で救急科を受診した小児の数は2%から4%へと倍増していた。また、同時期に頭痛で受診した小児における入院児の割合はは、2007年の10%から、2014年には24%と倍以上に増加していた。頭痛による入院は男児に比べ、女児で多かった。

 頭痛による救急受診が増加する一方で、コンピュータ断層撮影(CT)による検査が減少していたと研究グループ。小児の放射線曝露を避けるため、CT検査は減少した一方、以前に比べ頭痛に対し薬剤を処方する機会が増加しているとも述べている。

 研究グループは「慢性頭痛で学校や仕事を相当回数休んだ患者や保護者を目にすることは珍しくなく、今回の研究結果は保健医療システムと患者にかなりの負担が増えていることが確認できた」と結論。頭痛による受診率と入院率増加の原因特定と、小児における効果的な治療戦略を開発するため、今後も検討を続ける必要があると述べている。

関連リンク
VISITS TO PEDIATRIC EMERGENCY DEPARTMENTS FOR HEADACHE PAIN IN CHILDREN ARE ON THE RISE
https://www.sciencedaily.com/releases/2016/10/161021122150.htm

資料 TMSジャパン
大田区蒲田 発達障害研究所