■科学論文数で日本4位転落 10年で6%減少 中国が2位浮上

画像の説明
2017年8月14日 (月)配信共同通信社

 2013~15年に発表された日本の科学技術系の論文数が、10年前から6%減少し、国別で2位から4位に転落したことが、文部科学省科学技術・学術政策研究所の調査で10日までに分かった。同じ期間に論文数を4倍以上に伸ばした中国が2位に浮上し、ドイツにも抜かれた。上位の10カ国で論文数が減ったのは日本だけ。同研究所は、論文出版の主役である大学で、研究費確保が難しくなっているのが低迷の要因とみる。

 日本や欧米など主要国にある大学や研究機関が、03~05年と、13~15年にそれぞれ出した論文数を年平均で比較した。

 日本は03~05年に約6万8千件だったが、13~15年は約6万4千件と6%減少。中国は約5万2千件から約22万件に増え、ドイツも1・2倍に伸ばした。1位はいずれも米国。インドや韓国の論文数は2・2~2・5倍に増えた。

 他の研究者に多く引用されるなど注目度の高い論文で比較した場合、米国が1位を保つ一方、日本は4位から9位に落ちた。中国は6位から2位に上がった。

 大学や企業の研究者数は、16年で約66万人と中国と米国に次ぐ3位。研究費も15年に18・9兆円と米中に続く高い水準だが、その約7割は応用研究に力を入れる企業の費用で、基礎研究に軸足を置く大学は約2割にとどまった。

 同研究所は、大学では産学連携の取り組みなどに費やす時間の増加に加え、医学部の教員は医療現場での仕事もあるため「十分な研究時間を割けないことも背景にある」とみている。

資料 TMSジャパン
蒲田の整体グリーンPCTカイロプラクティック